A列車で行こう2001[鉄道路線]
鉄道経営の基本
鉄道の収支は、運賃(距離)×乗客数(乗車率)によって決まります。
運賃は、駅と駅のあいだが離れるほど高くなります。
この値は操作できないので、うまく収益をあげるには乗客数を増やすのが必要になります。
乗客数(乗車率)は、駅周辺の鉄道需要によって決まります。
鉄道への需要は、商業地、観光地、住宅地、工業地、農業地、総合型の順に高くなりやすいです。
短距離鉄道
短距離鉄道は、大量輸送に多く使われます。
発着回数を増やすほど輸送できる旅客数を増えるのですが、住宅地を始発、商業地駅を終着にするなどして、2駅だけの運行をするのはおすすめできません。
この方法では、発展した町になると乗車率が常に150%になるドル箱路線になるのですが、これが意外と儲かりません。
乗車率とともに運賃が高くなければ収益のあがる路線ではないわけですから、距離と発着回数のバランスを取って建設しましょう
なお、あまりに短距離の路線では商業地が伸び悩むので、3駅以上が基本になります。
長距離鉄道
大量輸送が出来なくなるので運行効率が悪いように感じますが、利益を出すための基本です。
とはいえ、通勤型ではあまり路線を長くすると利用者数が伸びなくなることを注意しましょう。
特急型では多くの駅に停車させることで、近距離鉄道とは比べものにならない収益が出ます。
ただし、あまり時間がかかると不便なので、速度の速い車両を選びましょう。
乗車率と運賃
駅に到着しても、列車の乗車率は0パーセントになりません。停車駅が多い場合は、このことが収益に非常に大きな影響を与えます。
同じ乗車率150%?100%でも、途中停車駅で降りずに、できれば終点まで乗っている客が増えると収益を大きくします。
ゆえに、効率がすこし悪いように見えても、なるべく長い区間を走らせたほうが高収益が見込めます。
できれば環状線にしたり、待ち合わせるようにして、多くの本数を走らせればさらに効率が上がるでしょう。