旅立ち!夢見る千年祭

 物語は、主人公「クロノ」が目覚めるところから始まります。 クロノは、母親のジナとともに「トルース」という町で暮らしています。 この「トルース」は「ガルディア」という王国にある大きな町でした。 この「ガルディア」はこの年に、建国1,000年目を迎えています。 そのため、「トルース」では建国1,000年を祝って千年祭が開催されようとしていました。 そして、クロノが目覚めたのは、この千年祭が開催されるその日だったのです。

現代: クロノの家

 オープニングの直後、クロノは彼の家の寝室にいます。 鐘の音が聞こえてきます。 この鐘の音は、千年祭のはじまりを町の住民たちに知らせるために鳴らされているのです。 もちろんクロノも、この千年祭に参加したいと考えています。 また、クロノだけでなくこの千年祭にはクロノの知り合いも参加しようとしています。 そのひとりに、クロノの幼なじみもいました。彼女は「ルッカ」という名前です。

 クロノは、幼なじみのルッカと千年祭の日に約束をしていました。 クロノの母親も、クロノが千年祭に遊びに行くことを知っています。 そのため、クロノが母親に話しかけると、お小遣いとして200Gを手渡してくれます。

現代: トルース町

 クロノは、「トルース」の町を見て回ることができます。 このトルースには町長がいるので、町長の家を訪ねてみましょう。 そこでは、プレイヤーがこの物語を楽しむためのチュートリアルを確認することができます。

 町長の家ではポーション100G×2を手に入れることができます。 さらに、町長からは300Gを入手することができます。

現代 リーネ広場

 ひととおり町を見て回った後に、クロノは千年祭が開催されている広場に行きます。 ここでは、ショップで装備品やアイテムを購入したり、千年祭の参加者と会話したり、 千年祭の出し物を楽しんで「シルバーポイント」を入手することができます。 ただし、ここでの最も重要なことは「マール」と出会うことです。

シルバーポイントの入手法

 クロノは広場を歩き回っているうちに、広場の奥にある「リーネの鐘」にたどりつきます。 そこには、金髪の少女「マール」が何かを探して歩き回っています。 クロノが「リーネの鐘」を通り過ぎようとすると、マールにぶつかってしまいます。

 クロノがマールにぶつかった途端、その衝撃でマールのペンダントが弾き飛ばされてしまいます。 マールは慌てます。そのペンダントはとても大切なものだったのです。 ペンダントは、クロノのすぐ左上に落ちています。 クロノはペンダントを拾うと、マールに返します。

 マールはどこかから千年祭に遊びに来ているように見えます。 そのうえ、マールはたった一人でここに来ているようです。 しかし、マールは広場を歩き回るには不安な思いをしていたのです。 マールに頼まれて、クロノはマールと一緒に広場を歩き回ります。 歩き回っていると、クロノは、マールがとても感情豊かで可愛い少女だということを知ります。 しかし、クロノはトルースの町にこんな女の子がいることを知りませんでした。 クロノは「マールはいったいどこから来たのだろう」と考えます。

ルッカの実験

 やがて、クロノとマールが広場の噴水の前に腰掛けている女性に話しかけると、 「ルッカ」が実験のための準備を終えたことを教えてくれます。 そこで、「リーネの鐘」の奥に行くと、ルッカが実験を始めています。 その実験とは、ルッカが発明した装置を使って、人を転送することでした。

 クロノは、ルッカに実験台になるように言われます。 クロノはルッカの幼なじみだったために、いつもこうしてルッカの実験に付き合わされていたのでした。 しかし、クロノがしぶしぶルッカの装置のひとつに乗ると、驚くことにクロノはもうひとつの装置に転送されます。 実験は成功したのです。

 転送されたクロノを見て、マールは大喜びします。 マールはクロノと同じようにルッカの発明した装置を体験してみたいと言い出します。 ルッカはクロノがガールフレンドを連れていることに驚きながらも、マールを装置に乗せます。

 ところが、このとき異変が起こります。 マールの乗った装置が起動すると、ルッカやクロノはすぐに異変に気がつきました。 マールが身につけているペンダントが光るとともに、ルッカの装置が暴走し始めたのです。 次の瞬間、マールは装置から姿を消し、もうひとつの装置に現れることはありませんでした。 マールは消えてしまったのです。

 クロノはマールが消えた後にペンダントが残っているのを見つけます。 どうやらこのペンダントが原因のように思えます。 クロノはペンダントを拾い上げると、マールと同じようにルッカの装置に乗ります。 ルッカもまたクロノの行動に賛成します。 消えたマールを追いかける! そしてこれが全ての始まりだったのです。