解けよ封印 呼べよ嵐

原始: ティラン城跡

 クロノは古代から追放され、原始に戻ってきた。もうクロノはゲートを使うことはできない。ゲートが封印されてしまったからだ。しかし、ジール王国がラヴォスのエネルギーを利用していた歴史は、放置しておくことはできない。そもそも、ジール王国で何が起こったのかを誰も知らないのだ。

超古代文明

 クロノにとって、ジール王国の人々は想像を超えた世界の住人だ。なによりも、天の民はクロノが生きている時代を遙かに上回る「魔法」という力を持っている。魔法によってクロノは簡単に能力を奪われてしまう。しかも、対抗することも難しいのだ。

 それでも、古代文明に太刀打ちできる人物がひとりだけいる。ロボだ。ロボは未来文明の技術と知識を持っている。そして、ロボによると未来にはジール王国に使われているものと同じ紋章をもつ扉が存在するという。どういうことなのだろう?

未来文明

 ロボの記憶によれば、ドームの扉にはジール王国で使われているものと同じ紋章が描かれている。クロノがバンゴドームやアリスドームを確認すると、たしかにジール王国で使われているものと同じ紋章が描かれた扉がある。そして、クロノがマールのペンダントを使用すると、その扉を開くことができる。未来には古代文明の魔法は伝わっていないはずなのだが。

未来: 地下水道跡

 さらに、クロノはアリスドームの南東にある地下水道跡を目指す。地下水道跡にはモンスターが棲み着いているため、クロノは物音を立ててはならない。地下水道跡を通り抜けると、監視者のドームがある。

入手アイテム
雷鳴剣、怒りの腕輪、600G
出現モンスター
エッガー、クロウリー様、ドンドラゴ

未来: 監視者のドーム

 監視者のドームには一匹のヌゥがいる。しかし、クロノがヌゥに話しかけてもヌゥは応えない。ひとまずヌゥを放っておいて奥の扉を開けよう。そこに「シルバード」がある。クロノが「シルバード」を調べていると、先ほどのヌゥがクロノに近づいてくる。そしてヌゥは話し始める。ヌゥはガッシュによって作られたロボットだったのだ。

 ガッシュは他の誰でもないジール王国の三賢者の一人だ。ガッシュはジール女王と魔神器の暴走によってこの時代に転送された。だが、ラヴォスによって滅ぼされた未来では、生きるために必要な何もかもが失われていた。その中でも、ガッシュはタイムマシンを作り出した。しかし、ガッシュは次第に正気を失っていった。最終的に、ガッシュは自分の脳をヌゥに移して眠りについたのである。

 これでクロノは再び古代に行くことができるようになる。なお、クロノが監視者のドームにある中央のモニターを調べると「シルバード」の名前を変更することができる。