古代の新王

古代: 黒鳥号

 ダルトンによってマールは捕らえられてしまう。ジール王国がなくなり、ラヴォスが14000年の眠りについたいま、ダルトンはやりたい放題だ。まず、マールはダクトに入るとダルトンに奪われた所持品を取り戻そうとする。その途中で、ダルトンがマールの「シルバード」を強奪して改造していることがわかる。

出現モンスター
サイト、ダルトン部隊、バイト
出現ボス
マスターゴーレム、ダルトンR

歴史は変えられないのか?

 マールはシルバードを利用して黒鳥号を破壊することに成功する。古代の人々はジール王国の遺産を全て失ってしまったが、これで人々は平和に暮らすことができる。人類は歴史を一からやり直さなければならないが、未来に向けて進み始めることができる。そして、ジール王国が歴史に残らなかった理由がいまや明確になっていた。結局、マールは歴史を変えることはできなかったが、その結末はマールが知っている歴史に一致した。

 ラヴォスと戦ったときを思い出そう。サラ、三賢者、クロノ、そして三賢者は思い思いにラヴォスを止めようと戦った。そして失敗した。全員の行動が一致していなかったのだ。それでも、いくつかの未来を変えることはできた。そして、過去も少しだけ変えられたようだ。なげきの山から救出したボッシュや、サラとともにアルゲティに来たジャキは、突如として現れたゲートに飲み込まれたのだという。大きな結果は変えられないが、小さな結果は少しずつ変わっているのだ。

力を合わせて

 では、もし誰もが協力したら歴史を変えられるのだろうか? マールはクロノを探すことを決意する。クロノが歴史上のどこかにいないだろうか? どこかの瞬間で、マールがクロノを助けることはできなかっただろうか? そのためには、全員の力を合わせなければならない。いまなら、マールは三賢者に全ての事情を聞くことができるはずだ。

 ボッシュは1000 A.D.のメディーナ村にいる。ガッシュは2300 A.D.の監視者のドームにいる。ハッシュは分からない。しかし、時の最果てにいる老人にも話を聞かなければならない。とにかく、ありとあらゆる人の手を借りなければならないのだ。

古代: 北の岬

 残された村にいる住人から北の岬に誰かがいるという。その話に従って、マールが北の岬を訪ねると、魔王に会うことができる。魔王は、かつてジャキと呼ばれた少年だった。ジャキは600 A.D.に転送された後、サラを助け、ラヴォスに復讐するために生きてきた。しかし、ジャキは2度もサラを助けることができなかった。

 魔王は冷酷だ。彼は、クロノが死んだのは弱いせいだと言い放つ。それは、ラヴォスに復讐するために生きてきたからこそ言えることだった。だが、マールもカエルも魔王の言葉を許すことはできない。クロノは復讐のために戦ってきたからではないからだ。特に、カエルは魔王に怒っている。魔王はあまりにも無関係の人々を殺しすぎたからだ。ここで、カエルはいくつかの選択肢の中からひとつを選択しなければならない。

カエルは魔王を斃すべきか

  1. カエルは戦わずに魔王を許すことができる。いま、カエルは魔王が力を追い求めた理由を知っている。ジール女王が気が狂ったように力を追い求め、サラやジール王国の人々を巻き込んで破滅したことを考えれば、魔王は絶対的な悪ではないからだ。また、魔王は手段を選ぶことはできなかった。だから、魔王は必ずしも許されないとはいえない。もしカエルが魔王を許すならば、カエルの利害は魔王と一致する。
  2. カエルがメンバーの中にいない場合、3人で魔王と戦うことができる。魔王は全てを覚悟してこれまで生きてきた。だから、魔王は運命を受け入れて戦うだろう。戦いに勝利すると魔王は死んでしまう。
  3. カエルがメンバーの中にいる場合、カエルは魔王と一対一で戦うことができる。いまや、魔王はカエルの実力を認め、運命に従って戦うだろう。戦いに勝利すると魔王は死んでしまう。

 いずれの場合にも、魔王は戦いの後に助言してくれる。魔王によれば、時の賢者ハッシュならば、クロノを生き返らせる方法を知っているかもしれないという。なお、魔王を倒した場合にはサラのおまもりを入手することができる。