ラヴォスの呼び声
古代: 海底神殿
- 入手アイテム
- エリクサー、天王剣、ルーンブレード、カイザーアーム、ソニックアロー、ウェイブショック、エターナルメット、エターナルスーツ
- 出現モンスター
- オーメン、カーヴィナ、ジールメイジ、スカウター、スカウターブルー、スカウターレッド、ビリオン、ミリオン
- 出現ボス
- ゴーレムシスターズ
理由
どうしてジール女王はおかしくなったのだろうか? その理由については分からない。ただ、ジール女王はラヴォス・エネルギーを利用し始めてからおかしくなっていった。明らかに、ラヴォスには人間の心を狂わせる何かがあるようだ。
ジール王国の人々がラヴォスをエネルギー源として利用したことは正しいとも誤りともいえない。ただ、ジール王国の強力な魔法と高度な文明をもってしても、ラヴォスをエネルギー源として利用するには力不足だった。既に、ラヴォスは人類にとって手に負えない存在になっていたのだ。クロノは、ラヴォスが6500万年前に宇宙からやって来たことを知っている。つまり、少なくともラヴォスは6500万年は生きているということになる。
それでもジール王国がこのまま発展を続けていれば、ラヴォスを魔法によって制御することができたかもしれない。しかし、そうはならなかったのだ。
歴史の必然
ジール女王はサラに命じて魔神機を起動させる。その瞬間にクロノが到着した。ボッシュから託された「あかきナイフ」を魔神機に向けて振りかざす。「あかきナイフ」にはグランとリオンが宿っている。グランとリオンはラヴォス・エネルギーを抑え込もうとする。だが、この時代には既にラヴォスのエネルギーは強大になっていた。
「あかきナイフ」は魔力を吸収しグランドリオンに姿を変えた。グランドリオンはこの瞬間に生まれたのだ! だが、ラヴォスのエネルギーは止まらない。これまでジール王国が少量のエネルギーを吸収していたときは、ラヴォスは眠っていただけなのだ。だが、このとき魔神器によってエネルギーを吸収したせいで、ラヴォスは目覚めてしまったのだ。
- 出現ボス
- ラヴォス(外殻部)
クロノはラヴォスと戦うが、ラヴォスは圧倒的に強く返り討ちに遭ってしまう。さらに、預言者が真の姿を現す。魔王だ! 魔王もラヴォスを止めようと戦うが、彼もまた勝つことができない。サラも同じだ。
ジール女王は気が触れて、ラヴォスの圧倒的な力を賞賛している。そして、娘のサラを邪魔に思うと殺そうとする。クロノはサラを守ろうとする。サラが死んだらもう誰もラヴォスを止めることができない。ジール女王とラヴォスはクロノに向けて魔力を放つ。すると、クロノは光りに包まれマールのペンダントとともに消滅してしまう。たった一撃だった。クロノは死んでしまったのだ。
破局
天の民はラヴォスのエネルギーを制御していたつもりだった。しかし、彼らは眠っていたラヴォスを利用していただけで、目覚めたラヴォスをコントロールすることはできなかった。クロノが命を落としたいま、マールは泣き叫ぶことしかできない。ルッカも現実を信じない。ロボも混乱している。カエルはまた過ちを犯してしまった。エイラですらラヴォスの力に打ちのめされている。
マールは生き残った。しかし状況は絶望的だ。クロノがいなくなったいま、誰もラヴォスを止めようと行動することができないのだ。サラも生き残った。だが、サラの心も絶望のせいで破綻寸前になっている。あまりにも多くの人を巻き込んだために、サラは絶望していた。サラは魔力によって自分以外の全員を地上に転送させる。そしてサラは海底神殿に残った。
終焉
ラヴォスは目覚めると世界を滅ぼそうとする。ラヴォスが世界全体に向けて魔力を放出すると、ジール王国の大陸は一瞬にして破壊された。エンハーサも、カジャールも、ジール宮殿も破壊され、大陸は海に墜落する。繁栄を極めたジール王国は跡形もなくなった。そして、墜落した大陸によって生じた巨大な津波が陸地を襲った。
ジール王国は歴史から消え去った。ただ、このときのラヴォスは完全に目覚めることはなかった。ラヴォスは再び眠りについたのだ。
古代: 残された村
人類は生き残れた。洞窟に住んでいた「地の民」は津波を逃れ、少数の「天の民」が大災害の中を生き延びたのだ。もう「地の民」と「天の民」の区別もない。しかし、このような状況の下でもダルトンが国王を名乗ろうとする。ダルトンは「黒鳥号」を利用して生き残っていたのだ。
なお、クロノに代わってエイラを加えると次章で行動しやすくなる。