タータとカエル
中世: デナトロ山
カエルが動かない今、クロノがすべきことは「伝説の勇者」に出会うことだ。 ひょっとすると「伝説の勇者」も歴史を変える力を持っているかもしれないからだ。 クロノは噂話に従って、南ゼナン大陸の北部にあるデナトロ山を訪れる。
「伝説の勇者」はタータという少年だった。 タータはパレポリ村に暮らすごく平凡な少年だったが、今は「伝説の勇者」と言われている。 しかし、タータはモンスターから逃げ出すだけで、とても戦いに耐えられそうもない。 これなら、卓越した剣士であるカエルのほうが勇者に相応しいように見える。
とはいえ、クロノは山を登って聖剣「グランドリオン」を探すことに決める。 外見がどうあれ、真の「伝説の勇者」が聖剣を持つはずなのだから。
- 入手アイテム
- ミドルポーション×2、エーテル、ミドルエーテル×3、アテナの水×2、ミラージュハンド、ゴールドヘルム、シルバーピアス、銀のイヤリング、ゴールドスーツ、1700G、マジックカプセル、スピードカプセル
- 出現モンスター
- オウガン、ベル、フリーランサー
- 出現ボス
- グラン、リオン、グランとリオン
クロノがグランとリオンを打ち倒すと、2人は真実の姿を現す。 一振りの剣「グランドリオン」だ。しかし、いまやその剣は壊れた剣だった。 どうして剣は壊れてしまったのだろうか? そして、この剣を修理することはできるのだろうか?
中世: タータの家
クロノは聖剣グランドリオンを手に入れた。 では、この剣の持ち主はいったい誰なのだろうか? まず、クロノはパレポリ村のタータの家を訪ねる。 タータはデナトロ山でモンスターから逃げ回っていたが、グランドリオンの持ち主に選ばれる可能性はある。
結論から言えば、タータは「伝説の勇者」ではなかった。 タータは偶然に勇者バッジを手に入れてしまっただけなのだ。 既にタータは懲りていた。 勇者と呼ばれてもタータにはまるで良いことがなかったのだ。 クロノはタータから勇者バッジを受け取る。
いったい何が解決したのか?
クロノはタータが伝説の勇者でないことを暴露した。 だが、それによって状況は良くなっただろうか? いや、むしろ悪化している。 クロノがタータの嘘を見破ったことで、真実には近づいたが、何も解決していないのだ。
相変わらず、ガルディア王国とモンスター達との戦争は続いている。 そして、勇者がいなければ王国はこの戦争に勝てなさそうだ。 今度こそ「伝説の勇者」を探さなければならない。 しかし、王国に関係する人物の中で「伝説の勇者」になりそうな人物は限られている。 やはり、カエルしかいないのではないだろうか?
中世: お化けカエルの森
カエルは相変わらず無関心を貫いていた。 その様子は奇妙なくらいだ。 そして、歴史上では誰かが王国を勝利に導くはずだが、誰も動こうとはしていない。 特に、カエルは王国に因縁があるにもかかわらず、何もしようとはしない。 何か事情があるのだろう。
カエルは戦うための剣がないことを言い訳にする。 だが、そのときグランドリオンが反応した。 カエルの持ち物の中にグランドリオンの柄があるのだ! カエルは伝説の勇者の「候補」ではなかった。 既にカエルはとうの昔に伝説の勇者に選ばれていたのだ。