天空で待つものは

 ここまでで、クロノはいくらかジール王国の行く末を知っている。クロノが現在いるのは二回目の歴史なのだ。一回目の歴史において、サラや三賢者はジール女王を止めようとした。だが、結局は止めることはできなかった。ボッシュは1000 A.D.に、ガッシュは2300 A.D.にそれぞれたどり着き、歴史に干渉しようとしている。ハッシュは分からない。だが、いずれにしてもクロノは皆の願いどおり、ジール女王を止められるかもしれない。

 確実に、まもなくジール王国は滅亡するのだろう。少なくともクロノはジール王国を知らなかった。過去のどこかの時点で、ジール王国は消滅する。では、ジール王国はどうやって消滅するのだろうか? 歴史上、最も高度な文明を消滅させる力を持った存在はひとつしかない。ラヴォスだ。

古代: ジール宮殿

 ジール王国では、ジール女王が海底神殿を完成させたことへの期待でもちきりだ。これまで部分的に利用されてきたラヴォス・エネルギーが、よりいっそう有効に利用される。もちろん、人々はさらなる魔法とエネルギーの恩恵を受けることができる。そして人々は不死になり「永遠の時」を得ることも不可能ではない。いま天の民は繁栄の頂点に達していた。

 クロノは海底神殿に侵入するために女王の間に行く。すると、ダルトンが海底神殿へのゲートを守っている。ダルトンは海底神殿に行けないことを不満に思っているようだが、クロノを追い払おうとする。

出現ボス
ダルトン

 クロノがダルトンに勝利すると、ダルトンは海底神殿に逃げ込む。ダルトンもラヴォス・エネルギーを手に入れたいので、命を賭けてジール女王の命令を守るつもりはないのだ。これでクロノも海底神殿に行くことができる。