戦え!グランドリオン

現代: ボッシュの小屋

 ドリストーンを手に入れたクロノは、ゲートキーを使って1000 A.D.に帰還する。 65000000 B.C.不思議山から時の最果てを経由して、1000 A.D.メディーナ村に行こう。 クロノがドリストーンを持ってボッシュに会いに行くと、ボッシュがグランドリオンを修理してくれる。 そして、とうとうグランドリオンが手に入る。 しかし、ボッシュは尋ねる。 とうの昔に失われた鉱石を、クロノがどうやって手に入れたのかと。

 ようやくグランドリオンがかつての姿を取り戻した。 ただし、クロノはグランドリオンを扱うことができない。 グランドリオンは持ち主を選ぶのだろう。 クロノはトルースに戻り、千年祭のゲートから600 A.D.に旅立つ。

中世: お化けカエルの森

 クロノはグランドリオンを手にカエルの家を訪ねる。 カエルは迷っている。 カエルには、その姿にまつわる辛い過去があるのだ。

 かつて、ガルディア王国にサイラスグレンという青年がいた。 サイラスは勇敢な剣士だったのに対して、グレンは気弱な少年にすぎなかった。 やがてサイラスは王国の剣士となり、魔王を戦うことを決意した。 一方、グレンはサイラスから王国に所属することを誘われても断るような男だった。

 しかし、サイラスはグレンに一目置いていた。 剣の才能でも精神でも、グレンはサイラスを上回っていると考えられていた。 サイラスはグレンを説得し、魔王との戦いに赴いた。 王国を発つとき、グレンはリーネ王妃から特に声を掛けられている。 グレンの実力は、決して誰にも知られていないわけではなかったのだ。

 いくつもの戦いを乗り越え、サイラスとグレンは魔王に決戦を挑んだ。 だが、魔王は強力だった。 サイラスはグランドリオンを手にしていたが、魔王には通じなかった。 サイラスは魔王に敗れたのだ。  グレンは何もできないまま、一人だけ生き残った。 グレンは魔王によってカエルの姿に変えられ、後にはサイラスを助けられなかったという後悔が残った。

 にもかかわらず、「グランドリオン」と「勇者バッジ」はグレンを選んだ。 「伝説の勇者」はサイラスではなくグレンだったのだ。 そしていま、グレン=カエルは魔王を倒すことを誓う。

中世: 魔岩窟

 クロノはカエルとともに、デナトロ山の東「魔岩窟」に赴く。 モンスターはこの魔岩窟からガルディア王国に攻め込んでいるのだ。 カエルはグランドリオンの力を使い、魔岩窟に穴を開ける。